金沢大学・血液内科・呼吸器内科
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2015年08月02日

血液疾患と副腎皮質ステロイド、マラリア多発地域、造血

平成27年度 血液内科学系統講義試験
細胞移植学(血液内科)
平成27年7月14日 火曜日

問題紹介です。

問4.    副腎皮質ステロイドが初期治療に含まれない疾患はどれか。3つ選べ。


(1)    発作性夜間血色素尿症
(2)    自己免疫性溶血性貧血
(3)    特発性血小板減少性紫斑病
(4)    ホジキンリンパ腫
(5)    骨髄異形成症候群

a. (1)(2)(3) b. (1)(2)(5) c. (1)(4)(5) d. (2)(3)(4) e. (3)(4)(5)



問5.    マラリア多発地域で比較的頻度が高いのはどれか。


(1)    行軍ヘモグロビン尿症
(2)    グルコース6リン酸デヒドロキナーゼ(G6PD)欠乏症
(3)    サラセミア
(4)    ピルビン酸キナーゼ欠乏症状
(5)    溶血性尿毒症症候群

a. (1)(2)(3) b. (1)(2)(5) c. (1)(4)(5) d. (2)(3)(4) e. (3)(4)(5)



問6.    造血に関する記載で正しいのはどれか。3つ選べ。


(1)    末梢血中に存在する造血幹細胞の割合は全白血球中の約1%である。
(2)    ヒトiPS細胞から赤血球や血小板を作ることができる。
(3)    ヒト造血幹細胞のマーカーとして用いられる抗原はCD34である。
(4)    造血幹細胞移植後末梢血に中に好中球が出現するのは移植後約2週間目である。
(5)    造血幹細胞は骨髄ニッチで活発に増殖を繰り返している。

a. (1)(2)(3) b. (1)(2)(5) c. (1)(4)(5) d. (2)(3)(4) e. (3)(4)(5)




(正答)

問4  c
問5  d
問6  d

 

 

 

投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:36| 医師国家試験・専門医試験対策