試験管中で溶血、リンパ腫
平成27年度 血液内科学系統講義試験
細胞移植学(血液内科)
平成27年7月14日 火曜日
問題紹介です。
問7. 試験管の中で溶血が起こるのはどれか。3つ選べ。
(1) 低濃度酢酸液にPNH患者赤血球を浮遊させ、健常者の非働化血清を加えた。
(2) 健常者の血球を濃酢酸液に浮遊させた。
(3) 低濃度酢酸液にPNH患者赤血球を浮遊させ、健常者血清を加えた。
(4) 健常者の血球を0.1%食塩水に浮遊させた。
(5) 遺伝性球状赤血球症患者の赤血球を0.85%食塩水に浮遊させた。
a. (1)(2)(3) b. (1)(2)(5) c. (1)(4)(5) d. (2)(3)(4) e. (3)(4)(5)
問8. 次の文章の中で正しいものはどれか。3つ選べ。
(1) NK細胞リンパ腫は鼻腔原発が多い。
(2) びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の約40%は節外性である。
(3) 胃辺縁帯B細胞リンパ腫の多くはヘリコバクター・ピロリに関連して起こる。
(4) 濾胞性リンパ腫では骨髄浸潤を認めることはまれである。
(5) リンパ形質細胞リンパ腫では骨病変がしばしばみられる。
a. (1)(2)(3) b. (1)(2)(5) c. (1)(4)(5) d. (2)(3)(4) e. (3)(4)(5)
問9. 治療法で正しい結びつきはどれか。3つ選べ。
(1) ホジキンリンパ腫―抗CD30抗体
(2) 発作性夜間ヘモグロビン尿症―抗C5抗体
(3) 骨髄異形成症候群―抗CD33抗体
(4) 多発性骨髄腫―抗CD20抗体
(5) 濾胞性リンパ腫―90Y-イブリツモマブチウキセタン
a. (1)(2)(3) b. (1)(2)(5) c. (1)(4)(5) d. (2)(3)(4) e. (3)(4)(5)
(正答)
問7 d
問8 a
問9 b
投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:43| 医師国家試験・専門医試験対策