2016年02月07日
金沢大学第三内科 <血栓止血研究室> DIC診断と病型分類
金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)同門会報からです。
今回は、研究室紹介です。
<血栓止血研究室> DIC診断と病型分類
DIC研究に関しては、日本血栓止血学会 学術標準化委員会(SSC)の「DIC部会」の部会長として朝倉が4年間の任期を全うしました。
その間、日本における一般内科や血液内科領域のみならず、救急・外科・臨床検査などの種々領域でのDICの臨床、研究が大きく向上しました。
金沢大学から発信してきたDIC病型分類の概念も浸透してきたと思います(Asakura H. Classifying types of DIC: clinical and animal models. JSH-EHA Joint Symposium <Basics and clinic of DIC>, 2015)。
その後、日本血栓止血学会の諮問機関「DIC診断基準作成委員会」(委員長:朝倉)が結成されて、遂に平成26年10月新しいDIC診断基準が発表されました。
旧厚生省DIC診断基準(原典は1980年)が30年以上にわたって使用されてきましたので、30年以上ぶりに改訂されたことになります(DIC診断基準作成委員会:日本血栓止血学会誌
Vol. 25 (2014) No. 5 p. 629-646)。
(続く)金沢大学第三内科 <血栓止血研究室> インデックス へ
投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:54| 血栓止血(血管診療)