超高齢社会を見据えた未来医療予想図(24)オーラルフレイル
金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)同門会報からです。
今回は、特別講演です。
飯島勝矢先生 特別講演
(金沢大学第三内科同門会総会・開講記念会:平成27年6月21日)
超高齢社会を見据えた未来医療予想図(24)
〜フレイル予防からケアまでを俯瞰した地域包括ケアシステム構築〜」
<オーラルフレイル>
食の偏りがあって、些細な衰えがでてくると、第二フェーズになっています。
落ちると早いですから第二フェーズの時に気付き、みんなで気付き合って、継続は力なりで、フォローをどういう風に柔らかい形で演出するか必要になってきます。
そこでオーラルフレイルをちょっと書き換えました。
お口の所だけちょっとズームアップしました。
私が出したら早速に日本歯科医師会が拾い上げていただいて、6月4日にも紙面に出して頂きましたが、お口の些細な衰えをオーラルフレイルと位置づけています。
歯が全部抜け落ちて総入れ歯の方もオーラルフレイルに間違いないですが、その方はもう戻りませんから、やはり早め早めに腰を上げてもらうには上流のサインをばしっと国民に提示するしかありません。
滑舌低下、食べこぼし、わずかのむせ、かめない食品が増える、ここら辺で国民運動論を起こして行くのが良いと思います。
実は歯科のメンバー達も膨大なペーパーを出していて、それを我々医科側が一回吸い上げて全部Mini Systematic Reviewでこの言葉全部矢印を引いて行きました。
パズルの並べ変えをしたことになります。
(続く)
★ 本稿は、東京大学 高齢社会総合研究機構 飯島勝矢先生のご講演をを拝聴した事務局が原稿化したものです。もし内容に不正確な部分があった場合には当事務局の責任ですので、ご容赦お願いします。
投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:56| その他