2016年07月06日
リンパ腫国際予後指数・骨髄腫
平成28年度血液内科学系統講義試験
細胞移植学(血液内科)
平成28年7月13日(水)
問12. 下記患者の国際予後指数(1項目1点)を求めよ。
28歳男性。
頚部リンパ節の生検で、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫と診断された。
両側頚部・左腋窩・縦隔・腸間膜リンパ節に2〜3センチ大のリンパ節を認めたが、CTおよびFDG-PETではその他の部位に病変は認めなかった。
入院前日まで仕事を普通にこなしていた。
体重減少や寝汗は認めていない。
骨髄生検では骨髄浸潤の所見はみられなかった。
LDHは600IU/l、可溶性IL-2レセプター1880IU/mlであった。
国際予後指数( )点
問13. 骨髄腫について誤っているものはどれか。2つ選べ。
(1) G-Bandingによる染色体検査では染色体異常の検出率が高い。
(2) 高カルシウム血症、腎障害、貧血、骨病変のいずれかを認めた場合には治療の適応である。
(3) 重篤な合併症がなく心肺機能が正常な65歳以下の症例は、自家末梢血幹細胞移植の適応である。
(4) 血清アルブミン値と血清β2ミクログロブリン値を組み合わせることによって予後予測が可能である。
(5) t(14;16)の染色体異常を有する例は予後良好である。
a. (1)(2) b. (2)(3) c. (3)(4) d. (4)(5) e. (1)(5)
(正答)
問12:2点
問13:e
細胞移植学(血液内科)
平成28年7月13日(水)
問12. 下記患者の国際予後指数(1項目1点)を求めよ。
28歳男性。
頚部リンパ節の生検で、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫と診断された。
両側頚部・左腋窩・縦隔・腸間膜リンパ節に2〜3センチ大のリンパ節を認めたが、CTおよびFDG-PETではその他の部位に病変は認めなかった。
入院前日まで仕事を普通にこなしていた。
体重減少や寝汗は認めていない。
骨髄生検では骨髄浸潤の所見はみられなかった。
LDHは600IU/l、可溶性IL-2レセプター1880IU/mlであった。
国際予後指数( )点
問13. 骨髄腫について誤っているものはどれか。2つ選べ。
(1) G-Bandingによる染色体検査では染色体異常の検出率が高い。
(2) 高カルシウム血症、腎障害、貧血、骨病変のいずれかを認めた場合には治療の適応である。
(3) 重篤な合併症がなく心肺機能が正常な65歳以下の症例は、自家末梢血幹細胞移植の適応である。
(4) 血清アルブミン値と血清β2ミクログロブリン値を組み合わせることによって予後予測が可能である。
(5) t(14;16)の染色体異常を有する例は予後良好である。
a. (1)(2) b. (2)(3) c. (3)(4) d. (4)(5) e. (1)(5)
(正答)
問12:2点
問13:e
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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:44| 医師国家試験・専門医試験対策