金沢大学・血液内科・呼吸器内科
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2016年07月07日

急性白血病・ミエロペルオキシダーゼ 染色・表面マーカー

平成28年度血液内科学系統講義試験
細胞移植学(血液内科)
平成28年7月13日(水)


問14.    急性白血病に関する記述で正しいのはどれか。2つ選べ。


(1)    紫外線は白血病の危険因子である。
(2)    成人では骨髄性よりリンパ性の方が多い。
(3)    WHO分類では芽球比率が30%以上で急性白血病と診断する。
(4)    FLT3遺伝子変異を伴うと予後不良である。
(5)    Core binding factor (CBF) 白血病に対して大量シタラビン(Ara-C)療法が有用である。

a. (1)(2)  b. (2)(3)  c. (3)(4)  d. (4)(5)  e. (1)(5)



問15.    ミエロペルオキシダーゼ (MPO) 染色、特異的エステラーゼ染色、非特異的エステラーゼ染色いずれもが陽性であった場合に考えられる疾患はどれか。1つ選べ。

a.    最未分化型急性骨髄性白血病(M0)
b.    急性骨髄単球性白血病(M4)
c.    急性単球性白血病のM5b
d.    赤白血病(M6)
e.    急性巨核芽球性白血病(M7)



問16.    フローサイトメトリーによる表面マーカー解析が診断に有用でない疾患はどれか。1つ選べ。


a.    急性リンパ性白血病
b.    慢性リンパ性白血病
c.    急性骨髄性白血病
d.    慢性骨髄性白血病
e.    多発性骨髄腫



(正答)

問14:d
問15:b
問16:d

 

 <リンク>
血液凝固検査入門(図解シリーズ)
播種性血管内凝固症候群(DIC)(図解シリーズ)

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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:54| 医師国家試験・専門医試験対策