2017年01月11日
伝統と文化のまちづくり(14) 金沢港の振興(1970年開港)
金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)同門会:平成28年7月17日(日)東急ホテル
伝統と文化のまちづくり: 山出保前金沢市長(インデックス)
特別講演
「伝統と文化のまちづくり」(14) 金沢港の振興(1970年開港)
石川県中小企業団体中央会会長、前金沢市長
山出 保
これは港です。
港ができて、今日までで50年近くになりました。
私は先程言いました。
回転寿司の回転ベルトコンベアーをつくったり、ボトリングシステムも重要ですが、世界的な企業も欲しいなと言うふうに思ってきました。
本社を金沢に誘致することはなかなか難しい。
せめて、工場、生産の機能は金沢にあって欲しいわけでして、幸いコマツが出てきて下さったのです。
日本海側で世界企業が進出し生産をしている町は、私は金沢しかないと思っています。
青森から新潟を経て鳥取、島根までで、世界企業が生産をしている町は、金沢以外にありません。
金沢にある世界企業と言ったら、コマツと、もう一つは横河電機だと思います。
横河電気は森本テクノパークで仕事をしていますが、脳磁計をつくることを考え進めてきたのですが、このほどこの仕事をリコーに譲りました。
ともあれ横河電機とコマツは、私は世界企業だと思っています。
さて最近、金沢港に客船が盛んに入ってくるようになりました。
これも客船が入ってくるには、やはり入ってくるための町の基盤が整っていなければいけないので、このことが極めて大事なことなのです。
企業の本社が金沢に来て欲しいとは思いますけど、しかし、本社が金沢に来るに足る町でなければいけません。
教育の水準も低く、福祉の水準も低く、そして、医療も無い所に本社は来ませんから。
こういう大きい船が入ってくるのも金沢にやはり魅力があるから来るわけですので、その魅力をつくるのはまちづくりであります。
ちゃんとした町をつくっておかないと、船は寄ってくれないわけであります。
私は、こういう客船が来て有難いと思います。
港に着いて30分で兼六園に行けるのですから。
ただ、兼六園へ来て、すぐまた船に戻って、そして、よそへ行ってしまうというのは困るので、金沢・石川にやっぱり泊まって欲しいなと、こういうことであります。
泊まる仕掛けをつくっていかなければいけない。
それがこれからの金沢の課題であると思います。
伝統と文化のまちづくり: 山出保前金沢市長(インデックス)
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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:42| その他