血液内科学系統講義試験:巨赤芽球性貧血/ホジキンリンパ腫
平成26年度血液内科学系統講義試験:細胞移植学(血液内科)
平成26年7月22日 (火)試験時間 16時30分〜17時30分(60分間)
問6.巨赤芽球性貧血に関する以下の記述の中で誤りはどれか。3つ選び、選択肢を記載しなさい。
(1) 骨髄異形成症候群に似た血球の形態異常を呈する。
(2) 重症例では精神症状を来す。
(3) 空腸切除を受けた患者に起こりやすい。
(4) 血小板数が低下することは稀である。
(5) 胃切除後数年以内に発症する。
a. (1)(2)(3) b. (1)(2)(5) c. (1)(4)(5) d. (2)(3)(4) e. (3)(4)(5)
(正答)e
問7.治療法で正しい結びつきはどれか。3つ選び、選択肢を記載しなさい。
(1) 発作性夜間ヘモグロビン尿症 − 抗C5モノクローナル抗体
(2) パルボウイルスB19による急性赤芽球癆 − シクロスポリン
(3) 再生不良性貧血 − 副腎皮質ステロイド
(4) 鉄芽球性貧血 − 同種造血幹細胞移植
(5) 5q-症候群 − レナリドマイド
a. (1)(2)(3) b. (1)(2)(5) c. (1)(4)(5) d. (2)(3)(4) e. (3)(4)(5)
(正答)c
問8.ホジキンリンパ腫に関する記載の中で正しいのはどれか。3つ選び、選択肢を記載しなさい。
(1) 欧米に比べて日本では少ない。
(2) 腫瘍細胞の周辺に存在しているのは主に調節性T細胞である。
(3) 毒素を結合した抗CD20抗体が有効である。
(4) ABVD療法により70%台の長期生存率が得られる。
(5) 若年者の縦隔腫瘍における鑑別疾患の一つである。
a. (1)(2)(3) b. (1)(2)(5) c. (1)(4)(5) d. (2)(3)(4) e. (3)(4)(5)
(正答)b
<リンク>推薦書籍「臨床に直結する血栓止血学」
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参考:血栓止血の臨床(日本血栓止血学会HPへ)
投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:49 | 医師国家試験・専門医試験対策