アメリカ血液学会総会(ASH)報告:サンフランシスコ
アメリカ血液学会総会(ASH)レポートです。
<提供:金沢大学第三内科(血液内科・呼吸器内科)Dr.T >
(ASH会場入り口で、全体に血液の赤を基調にしています)
アメリカ血液学会総会が12月6日から9日までサンフランシスコで開かれました。
この総会は1年に1回、通常12月はじめに開かれます。
世界最大の血液学総会であるだけでなく、参加人数は数万人規模で、そもそも世界で最も多くの参加人数を誇る学会総会なのだそうです。
今年は第50回記念総会にあたり、スローガンは、
"ConqueringBlood Diseases -From research to patient care"
(直訳すると「血液病を克服する研究成果を診療へ」)でした。
この言葉からも、この学会が実際の臨床に役立つ研究を重視しているのがわかります。
今やアメリカにとどまらず世界中の専門家・臨床医が一同に会し、血液疾患の新たな診断・治療法を発表し議論する学会総会と言えます。
当科から中尾教授はじめ7名が参加し、国内外の研究者と交流を深めました。
そのうち5名が研究成果を発表し、海外の参加者からも大いに注目を集めました。
当科から参加した各々も大変な刺激を受け、今後の診療に活かす思いを強くしました。
また、ちょうどクリスマス前で、最もアメリカらしい華やいだ雰囲気を楽しむこともできました。
この写真は、歴代学会長写真のコーナーです。
左下隅の写真は、骨髄移植を確立しノーベル賞を受賞した、E.D. Thomas博士です。
やはりここで写真を撮る人が一番多かったです(Dr.Tもその一人)。
この写真は、サンフランシスコで有名な、ユニオンスクエアのクリスマスツリーです。
投稿者:血液内科・呼吸器内科at 06:35| 血液内科 | コメント(0) | トラックバック(0)