2009年01月19日
医師不足と業務のあり方:女性医師の時代の足音(5)
シリーズ『女性医師の時代の足音が聞こえますか』の5回目の記事です。
1回目からご覧いただきますと記事がつながっていますので、よろしくお願いいたします。
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女性医師の時代の足音が聞こえますか (5)
ここで思うのは、女性医師の問題を女性医師だけの対策で解決できるかという疑問です。昔の(?)理想の医師像は、自分のことを投げ打っても患者に寄り添う高潔な姿です。
当直明けもそのまま勤務し、夜や休日も呼び出されるのが当たり前のように思っていました。しかし、「医師」も一つに職業であることに変わりありません。もっと個人の希望する生活様式に合った勤務形態を望む気持が、最近の若い医師の診療科選びなどに現れているのではないでしょうか。
「最近の若い奴等は・・・」と嘆く代わりに、
そろそろ医療界全体が男女問わず医師の仕事のあり方などを考える時期に来ているのかもしれません。
そのような取組みも始めていかなければ、女性医師問題だけでなく診療科や地方における医師不足や偏在は解決していかないのではと思います。
(続く)
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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 05:07| 女性医師(当科)からのメッセージ | コメント(0) | トラックバック(0)