抗凝固剤:医師国家試験対策
<医学部学生対象>
血液内科(血栓止血領域)(1)
この後しばらく、医師国家試験対策用の記事をアップしていきたいと思います。
医学部生の皆さんに少しでもお役にたてれば良いのですが。。。。
国試を意識して、【既出】【頻出】【重要疾患】などのマークも記事内に、随時入れていきたいと思います。
医師国家試験問題対策(インデックスページ)へ ← 国試対策インデックスページの記事にリンクしています。
血液の成分
有形成分(顕微鏡で観察可能なもの)
・赤血球(red blood cell; RBC)
・白血球(white blood cell; WBC)
・血小板(platelet; Plts)
無形成分(液体)
・血漿 (Plasma):全血の約55%
血漿(Plasma):
抗凝固剤(※)の添加された状態で遠心した上清(未凝固検体の上清)。
フィブリノゲン(Fbg)が含まれる.
血清(Serum):
抗凝固剤の添加されていない状態で遠心した上清(既凝固検体の上清).
フィブリノゲン(Fbg)が含まれていない.
(※)抗凝固剤
1) EDTA:Caイオンのキレート剤。血液はCaイオン非存在下では凝固しない。血算用。【国試既出】
2)クエン酸ナトリウム:Caイオンをブロック。凝固検査用。【国試既出】
3) ヘパリン:
血液は活性化凝固因子がブロックされると凝固しない.
ヘパリンは,アンチトロンビン(AT)を介して,抗凝固活性を発揮.
AT非存在下では無効.
4) フッ化ナトリウム(NaF):
解糖系をブロック。血糖用の試験管【国試既出】
(続く)
血液凝固因子へ
凝固検査&DIC
1)血液凝固検査入門(図解)
2)DIC(図解)
3)DIC(治療ほか)
【関連記事】
金沢大学第三内科HPへ
金沢大学第三内科ブログへ
研修医・入局者募集へ
研修医の広場(金沢大学第三内科) ← 当科での研修の様子をご覧いただくことができます。
投稿者:血液内科・呼吸器内科at 06:41| 医師国家試験・専門医試験対策 | コメント(0)