先天性出血性疾患:医師国家試験対策
凝固系検査:国試験対策から続く。
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<医学部学生対象>
血液内科(血栓止血領域)(7)
血栓止血関連疾患の分類
大きく分けて下記の4疾患群に分類される
1)先天性の疾患
・出血性疾患
・血栓性疾患
2)後天性の疾患
・出血性疾患
・血栓性疾患
【先天性出血性疾患】
1. 血友病A:【頻出】
第VIII因子の先天性欠損、伴性劣性遺伝(男性の疾患)。
2. 血友病B:【頻出】
第IX因子の先天性欠損、伴性劣性遺伝(男性の疾患)。
3. von Willebrand病 (vWD):【頻出】
von Willebrand 因子(vWF) の先天性欠損、常染色体性優性遺伝(男性&女性の疾患)。
4. Bernard-Soulier症候群(BSS):
glycoprotein Ib (GP Ib)の先天性欠損、常染色体性劣性遺伝。
巨大血小板の出現【専門医試験で頻出】
5. 血小板無力症 (Glanzmann病) 【頻出】
glycoprotein IIb/IIIaの複合体の先天性欠損、常染色体性劣性遺伝。
血小板凝集能でADPの一次凝集の欠如【既出】
血餅退縮能の低下【既出】
(続く)
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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 06:33| 医師国家試験・専門医試験対策 | コメント(0)