金沢大学・血液内科・呼吸器内科
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2009年09月18日

先天性出血性疾患:医師国家試験対策

凝固系検査:国試験対策から続く。


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血液凝固検査入門(インデックスページ) こちらのシリーズ記事もご参考となれば幸いです。

 

<医学部学生対象>
血液内科(血栓止血領域)(7)

 
血栓止血関連疾患の分類

大きく分けて下記の4疾患群に分類される

1)先天性の疾患

・出血性疾患
血栓性疾患

2)後天性の疾患
出血性疾患
血栓性疾患





【先天性出血性疾患】


1. 血友病A【頻出】

第VIII因子の先天性欠損、伴性劣性遺伝(男性の疾患)。


2. 血友病B
【頻出】

第IX因子の先天性欠損、伴性劣性遺伝
(男性の疾患)


3. von Willebrand病 (vWD)
【頻出】

von Willebrand 因子(vWF) の先天性欠損、常染色体性優性遺伝(
男性&女性の疾患)。


4. Bernard-Soulier症候群(BSS)

glycoprotein Ib (GP Ib)の先天性欠損、常染色体性劣性遺伝。
巨大血小板の出現【専門医試験で頻出】


5. 血小板無力症  (Glanzmann病)
【頻出】

glycoprotein IIb/IIIaの複合体の先天性欠損、常染色体性劣性遺伝。
血小板凝集能でADPの一次凝集の欠如【既出】
血餅退縮能の低下【既出】



(続く)
血友病A&B


 【関連記事】

血液凝固検査入門(インデックスページ)ー図解ー

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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 06:33| 医師国家試験・専門医試験対策 | コメント(0)

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