金沢大学・血液内科・呼吸器内科
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2010年03月21日

金沢大学 血液・呼吸器内科茶話会(当科の女性医師)(2)

金沢大学 血液・呼吸器内科茶話会(旧:ケーキの会)(1)より続く


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茶話会2


金沢大学 血液・呼吸器内科は今年度は大学内に女医が15名(血液内科7名、呼吸器内科8名;内訳は保健学科准教授1名、医員7名、大学院生5名(うち産休中1名、もうすぐ産休1名)、診療支援2名)おり、そのうち11名が子育て中です。

それぞれ家庭事情や仕事における立場、与えられた仕事の質や量が異なるため、誰一人として同じ環境の人はいません。

よくママさんはママさんどうし、みんなまとめて…とか、○○先生もやってるから出来るよ、とか、ママさんでも大丈夫!と気軽に言われることがありますが(一般的な話です)、ここで言いたいのはママさんだからと同じ型にはめられると、必ず医局にかたよりが出てくると思います。


当科では働き方もそれぞれ違います。病棟を中心に働いている先生もいれば、外来を中心に働いている先生もいる、また診療支援として外来や検査をしてくださる先生もいる、日当直を免除されている先生もいれば、日直だけ、当直だけ…と、その先生のライフスタイルに合わせて微調整(これは、決める側としては非常に大変なことだと思いますし、迷惑をかけていると思いますので感謝しております)していただいてます。


また、家庭のために仕事を妥協して科を選ぶかどうか…という話にもなりましたが、当科の女性医師はすべて妥協しなかった(したくなかった)結果今ここにいるのだと思います。実際は血液・呼吸器内科は悪性疾患を扱っていることもあり重症患者が多く、内科の中でも大変な科に入るのではないかと思いますが、それでも皆が声をそろえて、“自分がやりたかったからやっている、どれだけ大変でも好きだから続けられている。雰囲気が良かったから入局し た”と言っていました。


さらに、休日の時間の過ごし方を聞かれましたが、これも皆オンオフは(かなり)はっきりしているようで、休日は自分の時間を作る先生(習い事をしているなど)や、家族とベッタリ過ごす先生(特に家族で外出したり、スポーツしたりしている人が多かったです)がほとんどでした。

“産後に医者を続けていくためには、ダンナ教育が大事です!”と力説される先生もいました。



多かれ少なかれ、ダンナ様の協力、可能であれば家族の協力がないと続けられない、というのは現時点での共通する意見です。


中には、ダンナ様がいつ帰ってくるのかも分からないし…という女医さんもいましたが、そういう忙しいダンナ様でも奥さんの仕事に理解を示してくださっているだけでも大きな協力なのではないかと思います。

私達がハッとさせられた質問に。。。。


(続く)

金沢大学 血液・呼吸器内科茶話会(子育て中の女医)(3)

 

【リンク】

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播種性血管内凝固症候群(DIC)(図解シリーズ)

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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 02:48| 女性医師(当科)からのメッセージ | コメント(0)

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