2011年05月03日
金沢大学第三内科「呼吸器研究グループ」紹介(5)
呼吸器内科グループ全体の臨床研究も展開しております。
1)COPDおよび気管支喘息の長期予後調査(事務局:北、責任者:中積泰人、研究遂行分担者:広瀬達城、織部芳隆)
2)アトピー咳嗽と咳喘息に対するロイコトリエン拮抗薬の有効性(事務局:北俊之、Allergology Internationalに掲載)
3)慢性咳嗽の原因疾患調査:JRS guidelines vs. ACCP guidelines(責任者:阿保未来、片山伸幸)
4)咳喘息からの喘息発症に対するロイコトリエン拮抗薬の予防効果(金沢大学、京都大学、長崎大学 前向き共同研究、責任者:大倉徳幸)、なども地道に進行しています。
呼吸器の疾患は種類も病態も多様であり、一般呼吸器内科医が扱える教科書通りの患者だけではなく、個々の病態を考えながら診療しなければならない患者も少なからず存在します。
「考えながら診療する能力を持つ呼吸器内科医(専門呼吸器内科医)」が求められる訳です。
専門呼吸器内科医の養成には、研究、とくに学位研究が第一ステップとなります。
診療や外勤のため研究時間が十分に確保できない状況での研究活動は容易ではありませんが、良い研究環境を提供できるようにスタッフ一丸となって努力しています。
【関連記事】 咳嗽の診断と治療
1)ガイドライン
3)急性咳嗽
5)咳嗽の発症機序
7)咳喘息
10) 胃食道逆流症(GERD)
11)慢性咳嗽&ガイドライン
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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:43| 呼吸器内科