金沢大学・血液内科・呼吸器内科
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2011年09月07日

血液内科試験(BSL評価):リンパ増殖性疾患/貧血


内科学卒業試験(BSL評価試験)血液内科学の問題紹介と解答を続けます。

 

7.    リンパ増殖性疾患について正しいのはどれか。

(1)    バーキットリンパ腫ではt(8;14)が特徴である。
(2)    慢性リンパ性白血病は日本人では頻度が低い。
(3)    NK細胞リンパ腫の予後は新規化学療法により改善されている。
(4)    節外性の非ホジキンリンパ種のうちもっとも頻度が高いのは小腸リンパ腫である。
(5)    マントル細胞リンパ種は国際予後指数によらず予後が悪い。


a. (1), (2), (3) b. (1), (2), (5) c. (1), (4), (5) d. (2), (3), (4) e. (3), (4), (5)

 

(正答)b



8.    貧血の治療に関する記載のうち、誤りはどれか。一つ選べ。

a.    発作性夜間血色素尿症に対してエクリズマブを投与するとLDHが著減する。
b.    デフェラシロクスによって輸血依存性骨髄異形成症候群患者の予後は改善された。
c.    脱メチル化薬によって一部の骨髄異形成症候群では治癒が期待できる。
d.    5q-症候群ではレナリドマイドによって染色体異常が消失する例がある。
e.    移植適応のない重症再生不良性貧血に対する標準的治療はウサギATGとシクロスポリンの併用療法である。

 

(正答) c

 

 

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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:34| 医師国家試験・専門医試験対策