金沢大学・血液内科・呼吸器内科
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2011年11月15日

SBS:咳喘息・アトピー咳嗽・副鼻腔気管支症候群5

アトピー咳嗽:咳喘息・アトピー咳嗽・副鼻腔気管支症候群4 より続く。

 

咳喘息・アトピー咳嗽・副鼻腔気管支症候群(5):副鼻腔気管支症候群

上気道と下気道に慢性好中球性気道炎症による過剰分泌を呈する病態です。

関連記事:副鼻腔気管支症候群(SBS):咳嗽の診断と治療(9)

上気道病変は慢性化膿性(好中球性)副鼻腔炎(原則として上顎洞炎)です。

一方、下気道病変はびまん性汎細気管支炎、びまん性気管支拡張症、非特異的な好中球性気管支炎です。


喫煙との関連はなく、狭義の慢性気管支炎(タバコ気管支炎)とは異なります。

上気道、下気道ともに線毛運動能の低下を認めます。


幸いにも、本疾患には長期少量マクロライド療法が奏効するため、本疾患の認識は重要です。


Fujimura M, et al. Addition of a 2-month low-dose course of levofloxacin to long-term erythromycin therapy in sinobronchial syndrome. Respirology 7: 317-324, 2002.

 

(続く)治療前診断:咳喘息・アトピー咳嗽・副鼻腔気管支症候群6

 

【関連記事】  咳嗽の診断と治療
1)ガイドライン
2)咳嗽の定義 & 性状
3)急性咳嗽
4)遷延性咳嗽 & 慢性咳嗽
5)咳嗽の発症機序
6)診断フローチャート
7)咳喘息
8)アトピー咳嗽 vs. 咳喘息
9)副鼻腔気管支症候群(SBS)
10) 胃食道逆流症(GERD)
11)慢性咳嗽&ガイドライン

【リンク】
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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:06| 咳嗽ガイドライン