2012年01月11日
血液専門医テキスト & 血栓と止血の臨床:学会編
学会が編集する単行本は、やはり重みを感じます。
日本血栓止学会からは、分かりやすい血栓と止血の臨床が発刊されています。
(参考)血友病、後天性血友病、PT-INR、APTT、第VIII因子インヒビター
そして血液学会からは以下が発刊されています。
「血液専門医テキスト(単行本)」
編 集:日本血液学会
発行所:南江堂 2011.10.25(全556ページ)
<書籍の要旨>
本テキストは、血液臨床医にとっての実用書であるとともに、これから血液専門医を目指す医師にとっても指針となりうるよう編集されています。
巻末には過去の代表的な問題を記載して簡単な解説を加えています。
さらには、小児科領域の「小児の造血器悪性腫瘍」や「形態学」で多数の病理像を示すなど、血液専門医に必要な知識を余すところなく盛り込んでいます。
血栓・止血疾患としては、血友病、von Willebrand病、先天性凝固・抗凝固因子欠損症、先天性血小板減少症・機能異常症、ITP、血管性紫斑病(参考:老人性紫斑、アレルギー性紫斑病・単純性紫斑)などが取り上げられています(参考:ピロリ菌とITP)。
血液内科専門医を目指す方にとってのみならず、日本全国の全ての研修医、全ての内科医、全てのコメディカルの皆様に求めていただきたい一冊ではないかと思います。
なお、分かりやすい血栓と止血の臨床:(編)日本血栓止血学会も是非手元においておきたいお薦めの一冊です。
【リンク】
投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:34| 出血性疾患