2012年07月27日
血液内科学系統講義試験:血栓止血学(7)
平成24年度 血液内科学系統講義試験
細胞移植学(血液内科)
平成24年7月17日 (火)
今回は血栓止血学(7)です。
問19. 血管内皮の血管拡張作用と最も関連しているのはどれか。1つ選べ。
a. トロンボモジュリン(TM)
b. プロスタサイクリン(PGI2)
c. von Willebrand因子(vWF)
d. 活性型プロテインC(APC)
e. プラスノゲンアクチベーターインヒビター(PAI)
(解説)
a. トロンボモジュリン(TM)(参考:リコモジュリン)には、抗血栓作用があるが、直接的な血管拡張作用はない。
b. プロスタサイクリン(PGI2)は、血小板機能抑制作用と、血管拡張作用を有する。
c. von Willebrand因子(vWF)は、血小板粘着時に必要である。
d. 活性型プロテインC(APC)は、VaとVIIIaを抑制する。
e. プラスノゲンアクチベーターインヒビター(PAI)は、t-PAと一対一結合することで、線溶抑制的に作用する。
(答え) b
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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:33| 医師国家試験・専門医試験対策