血液内科学系統講義試験:血栓止血学(9)
平成24年度 血液内科学系統講義試験
細胞移植学(血液内科)
平成24年7月17日 (火)
今回は血栓止血学(9)です。
問12. 下記の疾患または病態のうち、検査所見の記載が正しいのはどれか。1つ選べ。
疾患・病態
出血時間
PT
APTT
Fbg
HPT
a
単純性紫斑病
延長
正常
正常
正常
正常
b
Glanzmann病
延長
正常
正常
低下
正常
c
第V因子インヒビター
正常
延長
延長
正常
低下
d
後天性血友病A
正常
正常
延長
正常
低下
e
ワルファリン内服
正常
延長
延長
正常
低下
PT:プロトロンビン時間
APTT:活性化部分トロンボプラスチン時間
Fbg:フィブリノゲン
HPT:ヘパプラスチンテスト
(解説)
a. 単純性紫斑病では、全ての検査所見が正常である。
b. Glanzmann病(血小板無力症)では、Fbgは正常である。
c. 第V因子インヒビターでは、HPTは正常である。
d. 後天性血友病Aでは、HPTは正常である。
e. 正しい。
(解答) e
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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:42| 医師国家試験・専門医試験対策