金沢大学・血液内科・呼吸器内科
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2012年07月31日

血液内科学系統講義試験:多発性骨髄腫

平成24年度 血液内科学系統講義試験
細胞移植学(血液内科)
平成24年7月17日 (火) 


今回は
多発性骨髄腫です。


問35.    多発性骨髄腫の腎障害の原因として誤っているのはどれか。1つ選べ。

a.    Bence‐Jones蛋白の沈着による尿細管障害
b.    アミロイドの沈着による尿細管障害
c.    骨髄腫細胞の腎臓浸潤
d.    骨融解に伴う高カルシウム血症
e.    脱水


(正答)  b


問36.    多発性骨髄腫に関する記述で誤っているのはどれか。

(1)    高カルシウム血症を伴う場合は治療を要する。
(2)    G-band法による染色体検査では染色体異常の検出率は高い。
(3)    t(4;14) の染色体異常を有する多発性骨髄腫は予後良好である。
(4)    血清アルブミン値と血清β2-ミクログロブリン値を組み合わせることによって予後予測が可能である。
(5)    アミロイドーシスを合併している例もある。

a. (1) (2) b. (2) (3) c. (3) (4) d. (4) (5) e. (1) (5)


(正答)  b

 



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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:14| 医師国家試験・専門医試験対策