金沢大学・血液内科・呼吸器内科
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2012年08月20日

急性白血病とDIC:CBT(コアカリ)

CBT(コアカリ)(再現問題)の紹介と解説です。


急性白血病においてDICを合併しやすいのはどれか。

A.    M1
B.    M2
C.    M3
D.    M4
E.    M5

 

(解説)

×A, B, D, E.  DICの合併はありますが、Cより頻度は少ないです。
○C. M3(APL:急性前骨髄球性白血病)では、DICは必発です。


(補足)

DICの代表的な基礎疾患
・    全科共通:敗血症(重症感染症)、固形癌、ショック
・    血液内科:急性白血病(特にAPL<M3>では必発)
・    産科:常位胎盤早期剥離,羊水塞栓
・    救急部:外傷(頭部外傷、骨折を含む)、熱傷
・    膠原病内科:膠原病(特に血管炎合併例)
・    血管外科:大動脈瘤
・    消化器内科:劇症肝炎、肝硬変、急性膵炎

特に、アンダーラインの3疾患は、DICの三大基礎疾患です。


(正答)

C

<リンク>

 

投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:08| 医師国家試験・専門医試験対策