金沢大学・血液内科・呼吸器内科
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2013年01月25日

出血傾向(1):医師国家試験対策


出血傾向のアルゴリズム

(多少無理がある部分もあるのですが、国試レベルということで割り切っていただければと思います)

参考:血栓止血の臨床日本血栓止血学会HPへ)

 

家族歴、現病歴の聴取 → 先天性かどうかの推測可能。

身体所見 → 特徴的な出血部位があれば疾患の推測可能。

検査(※)


(※)検査(最重要)

血小板数低下 → 有:血小板数低下をきたす疾患
↓無
血小板機能低下 → 有:血小板機能低下をきたす疾患
↓無
凝固異常、線溶亢進(PT,APTT,フィブリノゲン,FDP)→ 有:凝固線溶異常疾患
↓無
血管壁の異常の疾患

(続く)出血傾向(2):医師国家試験対策(先天性/後天性)


<リンク>

血液凝固検査入門(図解シリーズ)
播種性血管内凝固症候群(DIC)(図解シリーズ)
金沢大学血液内科・呼吸器内科HP
金沢大学血液内科・呼吸器内科ブログ
研修医・入局者募集

投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:51| 医師国家試験・専門医試験対策