2013年08月06日
血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)/溶血性尿毒症症候群(HUS)
平成25年度血液内科学系統講義試験<細胞移植学(血液内科)>
問16. 血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)および溶血性尿毒症症候群(HUS)の両者に共通する異常所見として正しいのはどれか。1つ選べ。
a. 血清ALPの上昇
b. クームス試験陽性
c. 直接優位のビリルビン上昇
d. ADAMTS13活性の低下
e. 血清ハプトグロビンの低下
(解説)
・TTP、HUSともに、ALPの上昇はみられません。
・いずれも、クームス試験陰性です。
・いずれも、直接ではなく間接優位のビリルビン上昇がみられます。
・ADAMTS13活性の低下はTTPに特徴的な所見です。HUSではみられません。
・溶血に伴い、TTP、HUSともに血清ハプトグロビンは低下します。
(解答)e
<リンク>
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参考:血栓止血の臨床(日本血栓止血学会HPへ)
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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 19:29| 医師国家試験・専門医試験対策