輸血後GVHDの予防対策、輸血前検査、血小板製剤
平成27年度 血液内科学系統講義試験
細胞移植学(血液内科)
平成27年7月14日 火曜日
問題紹介です。
問21. 輸血後GVHDの予防対策として有効なものはどれか。2つ選べ。
(1) 血液製剤への放射線照射
(2) 血縁者からの輸血
(3) 白血球除去フィルターの使用
(4) 免疫抑制剤投与
(5) 自己血輸血
a. (1)(2) b. (2)(3) c. (3)(4) d. (4)(5) e. (1)(5)
問22. 日本赤十字血液センターから供給を受けた赤血球製剤を患者に輸血する際、輸血前検査として省略してもよい検査はどれか。1つ選べ。
a. おもて試験
b. うら試験
c. 主試験
d. 副試験
e. 不規則抗体スクリーニング
問23. 血小板製剤の特性と適応で正しいものはどれか。2つ選べ。
(1) 濃厚血小板製剤1単位の中には2x1010個程度の血小板を含む。
(2) 濃厚血小板製剤は2〜6℃の冷蔵庫で振とうしながら保存する。
(3) 投与された血小板の2/3は脾臓に補足される。
(4) 再生不良性貧血や骨髄異形成症候群では、一般に血小板数が 50,000/μL以下の場合に血小板輸血の適応と考えられる。
(5) 血小板輸血後に予測した血小板数の上昇がなかった場合、次回の輸血時には輸血終了後1時間の血小板数も調べる必要がある。
a. (1)(2) b. (2)(3) c. (3)(4) d. (4)(5) e. (1)(5)
(正答)
問21 e
問22 d
問23 e
投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:42| 医師国家試験・専門医試験対策