菜食主義の貧血・鉄欠乏性貧血・汎血球減少
細胞移植学(血液内科)
平成28年7月13日(水)
問3.
菜食主義の33歳・タイ人女性が顔色不良のため血液内科に紹介された。血液検査では白血球数2900/μl、 赤血球数184万/μl、ヘモグロビン7.9 g/dl、ヘマトクリット22.9%、血小板数5.5万/μl、LDH 920 U/mlであった。
1) MCV値を冪数(10x乗)表示の単位をつけて記載せよ。
2)次に行うべき検査は何か?
問4. 鉄欠乏性貧血に関する記載のうち正しいのはどれか。3つ選べ。
(1) 近年では異食症や嚥下困難をみることは稀である。
(2) 骨髄中の鉄芽球は減少する。
(3) 爪の平坦化は特徴的ではない。
(4) 血中のトロンボポエチン値は上昇する。
(5) ヘリコバクター・ピロリ保菌者では鉄剤の反応が悪い。
a. (1)(2)(3) b. (1)(2)(5) c. (1)(4)(5) d. (2)(3)(4) e. (3)(4)(5)
問5. 次の中で汎血球減少を来す疾患はどれか。3つ選べ。
(1) 巨赤芽球性貧血
(2) 発作性寒冷ヘモグロビン尿症
(3) Evans症候群
(4) 血球貪食症候群
(5) 肝硬変
a. (1)(2)(3) b. (1)(2)(5) c. (1)(4)(5) d. (2)(3)(4) e. (3)(4)(5)
問3.(正答)
1)124 x 10-15 L
2)血清中のビタミンB12の測定
問4.(正答)b
問5(正答)c
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