金沢大学男女共同参画キャリアデザインラボラトリー(リンクのお知らせ)
「金沢大学男女共同参画キャリアデザインラボラトリー 」様をリンクさせていただきました(右サイドリンク集の一番上です)。
プロジェクト概要には、以下のように書かれていました。
金沢大学では、平成20年度から科学技術学術振興調整費「 女性研究者支援モデル育成 」に採択され 「やる気に応えます 金沢大学女性研究者支援」 プロジェクトを進めております。 女性が積極的に研究を継続し、成果を挙げて実力を発揮できるように、また次世代女性研究者を魅了し、真の男女共同参画が可能となるように、研究環境・制度の整備、及び、啓発・広報活動を行います。女性研究者支援のキャリアデザインラボラトリーを中心に、計画に取り組むことにより、男女共同参画社会の実現をめざします。
詳細につきましては、上記サイトを訪問いただければと思います。
金沢大学で、このような取り組みが熱心になされていることを大変嬉しく思いました。
【以下は当科ブログで掲載中の関連記事です】
● 女性医師の時代の足音が聞こえますか (6回シリーズ)
2. 女性医師の役割
3. 女性医師問題・バンク
4. 医師不足の解消へ
5. 医師不足と業務のあり方
6. 女性医師と多様な働き方
● 子育て女性医師に対する取り組み(5回シリーズ)
研修医の広場(金沢大学第三内科) ← 当科での研修の様子をご覧いただけます。
投稿者:血液内科・呼吸器内科at 05:52 | 女性医師(当科)からのメッセージ | コメント(0)
PT-INRとワーファリン:血液凝固検査入門(18)
ビタミンK依存性凝固因子の覚え方:血液凝固検査入門(17)から続く。
血液凝固検査入門(インデックスページ) ← クリック! 血液凝固検査入門シリーズの全記事へリンクしています。
ワルファリンは、抗血栓療法(抗凝固療法)治療薬です。深部静脈血栓症、肺塞栓などの静脈血栓症の発症予防や、心房細動からの脳梗塞発症予防目的などに使用されます。
ワルファリン(商品名:ワーファリン)は、ビタミン拮抗薬ですので、ワルファリンを内服しますと、ビタミンK依存性凝固因子(第VII、IX、X、II因子)活性が低下します。
この場合、半減期の短い順番に活性が低下します。ですから、ワルファリンを内服しますと、まず第VII因子活性が低下します。
第VII因子が低下しますと、プロトロンビン時間(PT)が延長します。さらにワルファリンが効いてきますと、IX、X、II因子活性が順次低下していきますので、APTTも延長します。
ワルファリンコントロールには、APTTではなくPT(PT-INR)が用いられていますが、半減期の短い第VII因子を反映するPT(PT-INR)の方がワルファリン内服に伴うビタミンK欠乏状態をより敏感にチェックするためです。
なお、治療目的のワルファリンではなく、病的なビタミンK欠乏症の場合にもAPTTよりもPTの方が敏感です。ですから、ビタミンK欠乏症のスクリーニングは、APTTではなくPTで行います。
(続く)
・ PIC
・ アンチトロンビン
・ PT(PT-INR)とは?
・ PT(ワーファリン)&トロンボテスト
・ APTT
・クロスミキシング試験
・ Dダイマー
・ DICの病態、診断、治療:リンク先から更に他のヘパリン類やDIC関連記事がリンクされています!
・NETセミナー:血栓症と抗血栓療法のモニタリング